言語聴覚療法(ST)
日常生活において、円滑なコミュニケーションをとる事や食事をおいしく安全に食べる事を支援していきます。
<スタッフ> 言語聴覚士 3名
言語聴覚士(ST)とは、脳の病気や障害によって、コミュニケーションや嚥下(飲み込み)がうまく行えない人に対してリハビリテーションを行い、その人の生活が円滑に進むよう手助けをする仕事です。
嚥下障害に対する評価 |
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嚥下造影検査(VF) レントゲンを使って、実際に食べ物を食べているところをビデオにとって分析する検査です。その結果からその人に合った食事形態や姿勢、介助方法の検討を行います。 |
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食事場面の観察 実際の食事の様子をみて、食事内容や介助の方法を栄養士、作業療法士とともに検討しています。 |
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訓練内容 |
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失語症の訓練 脳が損傷を受け、聞く・話す・読む・書く能力が障害された方に対し、文字や絵を使って訓練を行います。 |
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構音訓練 脳や神経の疾患により、発声や発語を行う器官が障害された方に対し、唇や舌の体操、呼吸・声を出す練習、文章の音読などを行います。 |
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嚥下訓練 様々な原因で食べ物を噛んだり、飲み込んだりすることが難しくなる障害に対し、食べ物を使った直接訓練、アイスマッサージ訓練、口の体操などの間接訓練を実施しています。当院で最も訓練のニーズが高い障害です。 |
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言語障害・摂食・嚥下障害という側面だけでなく患者様の全体像を把握し、円滑に日常生活が行えるよう医師、歯科医師、看護師、介護職員、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、臨床心理士とともに、様々な支援を行っています。 |