【ヘリコバクター・ピロリ除菌について】
1)はじめに
胃潰瘍及び十二指腸潰瘍をくり返す人の中にヘリコバクター・ピロリという細菌に感染している例が多くあることが知られています。
しかし、その菌を除菌(体の中から菌を排除)することによって、潰瘍の再発をかなり防げることもわかってきました。平成12年11月よりヘリコバクター・ピロリ感染の診断と除菌治療の健康保険適用が認可され、当院でもその診断と治療を実施しております。除菌治療の成功率は約90%です。(当院実績:93.3%)2)診断と治療の標準的な手順
i ) 感染が疑われた場合 ⇒ 尿検査にてヘリコバクター・ピロリ抗体を調べ、感染の有無を確認します。ii ) ヘリコバクター・ピロリ抗体陽性の場合⇒除菌治療を開始。
除菌治療の実際 ⇒ 抗生剤などを7日間内服。
除菌治療の主な副作用は下痢、軟便で約30%の人に出現します。その場合には下痢止めの処方で対処します。重症の場合には除菌治療を途中で中止することもあります。
また、除菌治療によって約10%の人に逆流性食道炎が発生することがありますので、ご留意ください。
iii) 除菌の確認 ⇒ 除菌治療終了後4週間目以降に尿素呼気試験(空腹時に施行)で確認します。※ 除菌できなかった場合にはもうー度だけ除菌治療が可能です。
3) 受診の申し込み
当院内科外来にて随時実施しておりますので内科外来医師にご相談ください。
![]() |
除菌の流れ |
|||
| 感染の確認 | 尿を取るだけの簡単な検査です | |||
![]() |
||||
| 除菌治療 | 内服薬を1週間程服用していただきます | |||
![]() |
||||
| 完治の確認 | エアーバックに息を吹き込みピロリ菌が除菌されたか確認します | |||